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2025年08月19日

学生向けイベント

開催報告

【ベルギー】2025年夏!世界の大学生と浮体式洋上風車の
浮体設計・製作コンペにチャレンジしてみませんか!!

コンペティション結果

日本から応募した2チームのうち、IBO Gyudonチームは見事Reporting部門の優勝を果たし、その卓越した技術力と創造性を世界に示すことができました。一方、MOZUチームも配送トラブルに見舞われましたが、Best Spirit賞を受賞し、両チームとも洋上風力分野の技術者としてさらなる成長を遂げる貴重な経験を得たことと思います。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました!

参加国とチーム

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チーム名
日本
IBO Gyudon Team
東京大学、横浜国立大学、弘前大学
1st place for best report
日本 MOZU
大阪公立大学、大阪大学
Best team spirit
ベルギー
Ocean 11
KU Leuven
1st prize for best structure
アイルランド Trinity Floating Wind Team
Trinity College Dublin
- 2nd place for best structure
- Category award - power generation efficiency
- Most eco-friendly transport
デンマーク Njord
DTU, Master of Wind Energy
- 2nd prize for best report
- Most advanced aerodynamic systems
フランス EóliTA
ENSTA Paris
- 3rd prize for best report
- Category award for structural integrity
カナダ TetraTurbine
Dalhousie University
- 3rd place for best structure
- Category award - cost efficiency at full scale
シンガポール Luck of The Sea
National University of Singapore
Most dynamic structure
アイルランド Ocean Spire
University College Dublin
Most compact structure
フランス AtlantiCS
CentraleSupélec
Most balanced structure
ベルギー Wind4life
KU Leuven
Best site preparedness
オランダ Nova College
Nova College
Best innovation
フランス Taka 4 Ventis
ENSTA BRETAGNE
Category award - best anchors and moorings
フランス École des Ponts
École des Ponts
Category award - transport and installation

参加学生の体験談

IBO Gyudon(東京大学・弘前大学・横浜国立大学・大阪公立大学)

関口政宗(東京大学)・桃井蓮 (横浜国立大学)・岩本悠希 (東京大学)・矢能元気(横浜国立大学)・野呂健人(弘前大学)・藤田悠生(東京大学)・桑村恒多(東京大学)・周あやか(東京大学)

私たちは、昨年度優勝できなかった思いを胸に去年の反省を生かして2025年度大会に挑戦することとしました。今回は昨年度のコンセプトの問題点や優勝チームの分析を行い、チームとしての問題の改善にも取り組みました。研究や授業では得られない検討したことを実現する難しさや、専門性が違う中で作業を分担するにはチームとしての情報共有や共通認識を持つことが重要だということを学ぶことができました。今年は非垂直舷側や木造タワーなどの新規性を出しつつも、実現可能性の部分をしっかりと考慮することでレポートで優勝することができました。ご支援、ご協力頂けた皆様には大変感謝しております。ありがとうございました。今後もこの経験を生かして様々なことに取り組んでいこうと思います。

MOZU (大阪公立大学・大阪大学)

吉谷楽至(大阪公立大学)・中野皓裕(大阪公立大学)・津本太一(大阪公立大学)・山邉晃瑠(大阪公立大学)・神戸茉帆(大阪大学)

私たちは皆、船舶工学・海洋システム工学を専攻しており、これまで浮体式洋上風力発電について学ぶ機会はありましたが、実践的に構造を考え、形にする場はありませんでした。そのため、このFloating Wind Challengeは断片的だった知識を結集し、理想を現実にするための試行錯誤を重ねる最高の機会でした。設計コンセプトを練り、シミュレーションや実験を繰り返して本戦出場を勝ち取りましたが、最終選考では機材が届かないトラブルに見舞われ、プレゼンによる審査のみの参加となりました。このコンペティションを通じ、設計・実験だけでなく、資金調達や製作発注なども含め、多くの人との連携が必要であり、知識だけでは成し得ないことを学びました。悔しさも残りますが、ご支援くださった皆様に心より感謝申し上げます。この経験を糧に今後の研究・社会人生活に活かしてまいります。ありがとうございました。

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