海外派遣体験談

津村 浩助

三重大学  大学院 工学研究科 機械工学専攻 修了

修士1年時に海洋開発サマースクール(2019年アメリカ)に参加
現在は海洋開発で使用する計測機器を開発中

海洋開発業界で働くことの魅力は何ですか?

 一番の魅力は、大規模かつ目新しいプロジェクトに関わることができるという点です。例えば、現在のエネルギー市場を支えるOil&Gas産業の要である洋上プラントや、今後世界的に大きな需要が見込まれる洋上風力発電などの大きなプロジェクトに関わることができます。これらの事業は日本ではまだ馴染みがなく、比較的新しい産業です。海洋開発業界では、そのような目新しいことに挑戦できる機会が多くあり、その点で仕事にやりがいを感じることができます。
 また、グローバルに働くことができるのも魅力の一つです。海洋開発事業には国内外問わず、多くの企業が介入するため、仕事上海外の方とコミュニケーションをとる機会が多々あります。そのような場での意思疎通はなかなか慣れない部分もありますが、一方で楽しいと感じることも多いです。

サマースクールに参加して、印象に残っていること、学んだことを教えてください。

Chevron本社を訪問  私が参加したアメリカのサマースクールでは、主に洋上プラットフォームの構造や掘削技術、プロジェクトマネジメント等を勉強しました。またこれらのような座学のほかに、アメリカで事業を行っている日本の海洋開発関連企業のプラントや工場、オフィスを見学したりしました。以上のような経験のなかで、特に印象に残っていることは、浮体式洋上施設の見学をさせていただいたことです。内部構造や、石油の生産プロセス、その場の臨場感などを肌で感じ、実際に目で見て勉強することは、日本ではできない大きな経験となりました。
 また、海洋開発事業に関わる方々との交流を深めることができたということも印象深く記憶に残っています。様々な企業の方々と話す機会を得られただけでなく、同じ分野を学ぶ同年代の仲間たちと交流できたことはサマースクールに参加する上で私にとって非常に大きな収穫でした。

この業界に興味を持った学生の皆さんへのメッセージ

 上述したように、海洋開発事業では非常に大規模かつ目新しいプロジェクトに関わることができます。そのために新しいことにチャレンジする楽しさを日々感じることができ、そのような点で非常に魅力的だと思います。挑戦心や好奇心旺盛な方にはぜひおすすめの業界です!